盆栽について学ぶ。

2023.02.06

大宮盆栽美術館を訪れました。

盆栽の知識が得られると同時に、心を落ち着けてゆったりした時間を過ごすことができました。

盆栽の実物と、鑑賞のしかた、歴史、などが展示されており、日本語と英語の解説文が用意されています。

海外からのお客様をご案内するにも、良い施設だと思いました。


盆栽とは?

盆栽。英語でも、BONSAI で通じるそうです。

「一般的には狭義で花盆などの器物に草木を栽植して樹姿を整えて盆中に景を表現するもの」(Wikipedia contributors. "盆栽." Wikipedia. Wikipedia, 12 Dec. 2022. Web. 6 Feb. 2023.)

大宮盆栽美術館

埼玉県さいたま市の大宮盆栽美術館を訪問しました。注)この施設は、長野県のものではありません。

電車だと新宿駅から40~50分ぐらいで行けるようです。

住宅地の中にあります。入口も看板もあまり目立たず、静かないい雰囲気の施設です。

駐車場・屋根付きの駐輪場があります。

小さなスーツケースを引いて行ったのですが、受付で預かってもらうことができました。

室内のコレクションギャラリー

室内のコレクションギャラリー展示は、盆栽の基礎的な内容の説明から始まります。

解説を見て行くと順に盆栽について学んでいけるようになっています。もちろん、英語の解説も併記されています。

展示の盆栽は、ちゃんと正面から見れるように、またひとつずつ集中して見られるように(だと思います)盆栽の両側が摺りガラスでカバーされています。

まさに、器の中に、自然の雄大さと歴史が表現されています。

作り物ではなく、生きているというのが、何よりすごい。やはり、生きている自然から感じるものは絶対にあるんだろうなと思います。

室内展示の後半は、座敷飾り。

日本建築と盆栽・掛け軸の組み合わせの美を楽しめます。これがなんとも素晴らしかったです。

(ギャラリーは撮影禁止なので写真はありません。すみません。)

企画展示室

一旦建物を出て、左側にある別棟=企画展示室では、中国から伝わった盆栽がどのように日本で変化・発展してきたのかという歴史を見ることができます。

日本では、1968年の東京オリンピックと1970年の大阪万博。これが、世界にBONSAIを広める大きなきっかけになったそうです。

盆栽庭園

その建物を出ると、中庭へどうぞ。

ここは盆栽庭園になっており、大きなサイズの作品を中心に常時60点ほどの盆栽を見ることができます。

50年ぐらいのものから、数百年のものまで、様々です。

カエデの木は葉を落としているので、真っ白な幹の広がりと枝ぶりをしっかりと見れるのが冬の良さです。・・・とのことですが、やっぱり秋の紅葉も見たくなります。

寄せ植えにしてある作品は、まさに自然林の姿のミニチュアそのもの。個人的には、この寄せ植えが、かなり気に入りました。

梅の花は、丁度、咲き始める直前、といった頃でした。

案内ボランティア

館内には、案内ボランティアの方がいらっしゃったので、いくつか質問をしたら丁寧にお話を伺うことができました。

自分で見て、感じた疑問にその場で答えてもらえるというのは、すごくいい体験です。

クライアントの興味をいかに盛り上げるか。

そして興味がピークになった瞬間を逃さずにその興味に的確に応えてあげられるか。

私も、しっかり準備しておきたいと思いました。

まとめ

日本文化を学び、そして自分の心を整える。とても良い時間になりました。

季節を変えてまた訪れてみたいと思います。

大宮盆栽美術館:
https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/